
照明が部屋の主役!? 間接照明を使ってお部屋をもっと素敵空間に。
ヨーロッパやアメリカの映画を見ていると、部屋全体が暗いなというイメージを持たれた事はありませんか?
それは、私達の住む日本が、店舗、会社や家の中での照明が海外より明るく、それに慣れてしまっている事が原因に挙げられます。
その背景としては、日本の高度成長期に、「蛍光灯で部屋の隅々まで照らす事が豊さの象徴である。」と考えられていた頃の名残が現在まで続いているからとも言われています。
一方欧米では、1つの天井照明で直接部屋全体を照らす方法では無く、間接照明等を複数使い柔らかく暖かい光を演出するのが主流です。
つまり、照明が「単なる部屋を明るくするための道具」だけではなく、インテリアの一部として捉えられているのです。
私達がインテリアを考える上でも、全ての部屋を煌々とした強い光を使うのでは無く、場所によってはリラックスして、ゆったりと落ち着くような空間にしたいですよね。
そこで、本日は、3種類の『照明』のご紹介とインテリアとして部屋作りの取り入れ方を考えてみたいと思います。
〈ライトの種類と特徴〉
〇ペンダントライト
天井から吊り下げるタイプの照明です。
天井に直接取り付け、部屋全体に明るさを届けるタイプの照明(シーリングライト)と比較して照明の位置が低くなるため、照らされている部分と照らされていない部分の陰影がはっきりと表れるのが特徴で、お部屋の空間をドラマチックにしてくれる効果があります。
〇フロアスタンドライト
床に置くサイズ感の大きいスタンド型の照明です。
コンセントがある場所であれば設置できるので、灯りを追加したい場所やインテリア面から見せたいスペースに気軽に移動できるのが特徴です。
主に間接照明として使われることが多いので、ライトの色や照らす場所によって部屋の印象も大きく変える事が出来ます。
〇テーブルスタンドライト
机などの台の上に置いて用いる小型の照明です。
基本的にはコンセントが届く範囲であれば、どこでも配置可能ですが、最近は、電源不要で使用できる充電式タイプも販売されています。
補助的な照明の役割りとして、必要な灯りを足したり、インテリア小物として部屋の雰囲気作りに一役買ってくれるアイテムです。
〈インテリアとしての取り入れ方〉
〇ペンダントライト
①ルイスポーセンPH5
とても有名なデンマークの照明メーカーのアイコニックである PH5という照明です。
非常に存在感があり、モダンでお洒落なデザインです。ダイニングテーブルの上で活用されている方が多いです。
②ソケットランプ
電球をそのまま見せるタイプのソケットランプも最近はカフェ等でもよく見かけます。敢えて、シェードを使わずにソケットのミニマムな美しさだけが際立ったシンプルデザインです。1つだと灯りが足りない場合は、複数個合わせてリビング等に設置してもお洒落です。
〇フロアスタンドライト
①アームがアーチ状のフロアスタンドライト
ソファーの横に置いて手元を照らしたり、写真のようにダイニングテーブルの横に配置してみたり、、、とにかくその存在感は抜群で、部屋の主役のような存在です。
②スチール製のスタンドライト
非常にミニマムなデザインが素敵です。写真のようにソファーの横に置いて壁を照らすようにしても、間接照明としての雰囲気が楽しめます。
〇テーブルスタンドライト
①プリーツライト
韓国インテリアとして外せないプリーツライトは、その名の通り、シェードの部分がプリーツのような形になっており、見た目が可愛らしいですし、他の小物と合わせても相性抜群です。
②充電式テーブルスタンドライト
コンセントの届きにくい場所にある台の上や写真のようにピアノの上等においても素敵です。コードレスなので、よりスッキリとした印象を与えてくれます。
最後に照明ではありませんが、やわらかな光で癒やしの空間を作るためのアイテムとしてキャンドルを取り入れてみるのもおススメです!
もちろん、明るいうちはお部屋をお洒落に飾ってくれるインテリア雑貨として。外が暗くなったら、キャンドルに火を灯してその温かな光をお楽しみ頂けます。
キャンドルの光だけだと少し暗すぎるという方には、上記の照明と組み合わせて、自分の一番リラックス出来る明るさを探してみてください。
まとめ
本日は、照明を取り上げてみました。
照明1つで部屋の雰囲気がガラリと変わります。
それは、照明の本来の機能である、ライトを付けた時の、柔らかくムードのある光に包まれた控えめで美しい空間を演出する役割があるのはもちろんの事、昼間であってもその照明自体が持つインテリア性で、お部屋をお洒落に飾ってくれる存在であるからだと言えます。
今までは、「照明で部屋が明るくなれば十分」と思っていた方も、是非一度間接照明を利用したお部屋作りをお試しください。
きっと、よりリラックスして心地の良いお家時間をお楽しみ頂けると思います。
今回も最後までお読み頂きありがとうございました。