
ラグの選び方を徹底解説!①
ラグは色やサイズ、素材や形など多種多様ですよね。どれにしようか迷ってしまう上に、いざおいてみたら「なんか違う。。」という失敗は避けたいものです。
そこでラグの基本的な選び方をご紹介します!この記事ではまず、「ラグの役割」「サイズ」「形」について解説します。「色」「素材」については、別の記事でまとめておりますので、そちらをご参考ください。
これからラグを購入しようとしている方のヒントになれば幸いです。
そもそもラグの役割とは?
ラグが担う役割は大きく分けて2つあります。それは「デザイン面」と「機能面」です。
デザイン面での役割とは、いわずもがなラグをインテリアの1つとして使うことで、お部屋の印象を決めたり、ゾーイングとして使うことができることです。
ゾーイングとは、部屋の目的(その部屋でどう過ごすか)にあわせて、家具や雑貨を使いゾーン(区画)を作ることで、空間を活用するテクニックのことです。
広いおうちであれば、そもそも目的にあわせて部屋をわけてしまう、つまり壁によって空間を区切ることができますが、なかなかそうもいかないケースだってありますよね。
また、LDKが広く、ダイニングとリビングが同室、というおうちも多いかと思います。そんな時に使えるのがゾーイングです。
そんなデザイン面の他に、機能面に関しても色々な役割を果たしており、以下のような点が挙げられます。
- 埃やハウスダストを吸着
- 生活音の低減
- 床や家具の傷付き防止
- クッション性・衝撃の吸収
- 滑り止め効果
- 床からの冷気や熱を軽減
ラグの素材によって果たせる機能が変わってくる場合もありますので、置く場所に応じて自分は何を重視したいのか、を予め考えておくと、よりラグ選びが簡単になります。
ラグのサイズの決め方
まずラグ選びで最初に考えるべき点はずばり「サイズ」です。
ラグを置く部屋の「広さ」と「置きたい(置かれている)家具」、それに対する自身の生活スタイルにあわせてラグのサイズを考えます。
「広さ」と「家具」まではわかるとして、自身の生活スタイルとはどういうこと?と思う方もいるかもしれません。
自身の生活スタイルとは、例えばは「床に座る機会が多いか」「多い場合はどれくらいの人数座るか」「床が汚れたり、傷ついたりしやすいか」という点です。
先ほど「機能面」でお伝えした通り、ラグには「防寒・防熱性」や「衝撃の吸収」、「傷の防止」といった役割があります。
床に座る機会が多いのであれば、ラグが敷かれた上に座れた方が床に直接座るより快適である可能性が高いですよね。また、座る人数をカバーできる広さか、という点も気にする必要があります。
小さなお子様やペットがいる場合であれば、床に傷や汚れがついてしまう機会が多いので、ラグを広めに敷いておきたい、逆にラグを汚したくないので狭めにしておきたい、等あると思います。
そのような自身の環境に鑑みてサイズを考えることも重要な点の1つです。
ここからは具体的にラグを置く部屋の種類に応じて解説していきます。
リビングに置く場合
リビングに置く場合は基本的にソファを基準にラグのサイズを考えます。
ソファの幅から左右それぞれ10cm程度余裕を持たせると、バランスよく見えます。
もしソファを置いておらず、全員テーブルを囲んで床に座るよ、という方は、テーブルから60cm以上は出る大きさが目安となります。
ダイニングに置く場合
ダイニングは頻繁に椅子を出し入れすることから、傷がつきやすかったり音が響きやすかったりします。
ゾーイングや食べこぼしから床を守る目的であれば、ダイニングテーブルやチェアにあわせたコンパクトなもので問題ないですが、前述したような傷や生活音の軽減を目的とするのであれば、椅子を引く分、テーブルの端から60~70cm程度余裕を持たせた大きさにすることをおすすめします。
寝室に置く場合
寝室に置く場合は、ベッドに対してどのような形でラグを置きたいか、を基準にサイズ感を考えます。
例えば1人暮らしでベッドの片側を壁につけているのであれば、ベッドの下まではラグは不要でベッドに出入りする際に触れる部分だけをカバーできれば問題ないかと思います。
その場合、リビングのソファとは逆に、ベッドと同じか少し小さい幅のラグにするとバランスがとりやすいです。
特にワンルーム等でお部屋をすっきり見せたい場合は、小さめのものを選ぶとよいでしょう。一方、ベッドの横にローテーブルを置く場合は、ベッドと同じくらいにすると快適に過ごせます。
また、お二人暮らしや広めのベッドでベッドの両サイドから出入りする場合は、上記と同じ考え方で両サイドにラグを置く、あるいは、ベッドを囲むような大きめのラグを置くかのいずれかになると思います。
ベッドを囲むような形でラグを置く場合は、縦横それぞれベッドから30~50cm程度の幅を取るのがおすすめです。
ラグの形の選び方
ラグのサイズと併せて検討したいのが「形」。
長方形か、正方形かは先述したサイズ次第で概ね決まってくるかと思います。
一方でよく皆さんが悩まれるのが、「円形」か「四角(長方形・正方形)」か。
好みでもありますが、「円形」による効果は主に2つあると考えます。
- 部屋の雰囲気を柔らかくみせる
- 角がないことで、幅が同じ長さの四角形に比べて部屋を広くみせる
1は、ラグに限らずですがインテリアに「カーブ」や「アーチ」を取り入れると、部屋に優しい印象を与えてくれます。
また、圧迫感も軽減されることから2で記載したように部屋を広く見せる効果もあります。
自身のインテリアや部屋の広さと照らし合わせて検討してみましょう。
インテリアショップ等でシミュレーターを使って印象を実際に確認してみることもおすすめです。
まとめ
いかがでしたか?
今回はラグの役割・サイズと形の選び方について解説してみました。
「ラグの選び方を徹底解説!②」にて色・素材の選び方を解説しているので、併せて参考にしてみてください。
最後までご覧いただき、ありがとうございます♪